14MHz 5/8λバーチカルアンテナの給電部の高さに関して一考
2023.01.02
今日、我が家の14MHz 5/8λバーチカルアンテナの給電点を1mから1.5mに高くしました。
何故ならば、以前使用していた全長20m(垂直部10m、水平部10m)の逆Lアンテナを垂直部12.6mの完全なバーチカルにしてからというもの、日夜、飲まず食わずでRBNを眺めながら試し撃ちをしてるのですが、14MHzが最もゲインがあるアンテナであるのにも関わらず、RBNを見る限りは最も遠方に電波が飛んでいないからです。
ちなみに、おとなりの10MHzと18MHzにおいては、今までは滅多に反応しなかった南米のスキマー局であるCX6VMが夕方CQを出すと必ず反応するようになりました。(しかも二桁で)

話を戻して、14MHzで飛んでいない原因を考えたところ、打ち上げ角が低すぎる(1/4λで30°くらい、5/8λでは約10°)のではないのかと思ったのです。つまり、打ち上げ角の低いバーチカルアンテナを活用出来る条件として、給電部と同じ高さで周囲を見渡した時に、周りに障害物が無いというのが望ましいという認識なのですが、あらためて給電部と同じ高さで周囲を見渡すと、一見開けているように見えますが、実は給電点より高い位置に山や建物が存在します。これは、すぐ近所の丘の上から遠く見える山々を眺めた時に、自分の目線よりも下に見えるので(障害物が全くない)、我が家のロケーションではさもありなんと感じたからです。(近場の丘の上をウォーキングをしている最中も、アンテナやロケーションのことしか考えていない自分が大好きですよ)
然しながら、身近の給電部の高さを出来るだけ高くしてやれば、10°の角度で発射された電波は、遠方の電波を遮る障害物を少しでも越えられると思って今回の改造に踏み切りましたよ。

結果は…RBNの数字を見る限り、全く改善されていないように思います。(大笑い)
50cm高さを上げるのに苦労するよりも、小高い丘の上に引っ越したほうが手っ取り早いと思いました。つまり、よく言われているように、電波の飛びを左右する要素は、まずはロケーション、次にアンテナ、今更ながら学習しましたよ。
ま、それでも、限られた環境の中で、如何にして強い電波を出せるように創意工夫(時間を忘れて夢中になり)をして、その結果に一喜一憂するのが楽しいのです。


・給電部と同じ高さで見たヨーロッパへのロングパス方向、一見開けているように見えますが、山々の方が給電部より高い位置にあります。10°の角度ではこの障害物を突破していないのか、今の真冬のCONDXのせいなのか、はたまた接地がショボいのか、何れにせよ今の5/8λの長さを続けてみようと思います。今のところ、私のバーチカルアンテナへの探求心は尽きないですね…。
バーチカルアンテナの給電部の高さは地上からどれくらい離したほうが良いのか?
2023.01.02 22:07 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (0)
RBN activity of JR4PUR
2022.12.31
今年の初め、RBN(Reverse Beacon Network)の存在を知ってからというもの、まるで○○○○を覚えたサルのように各BANDでCQを出し続けていますが、私の中ではこれは統計学ですね。二つ指針を示していると思います。

一、DXCCのエンティティーを増やす遊びを続けるのならば、7MHz~21MHzのアンテナに投資(利得のあるアンテナを用意する)することが近道であること。

二、平衡回路と不平衡回路を完全に無視した、梯子フィーダーで給電した接地型アンテナは使い物になること。(バランを挿入していないダイポールアンテナでもDXとQSO出来ること)

RBN activity of JR4PUR
2022.12.31 23:12 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (0)
【祝】大雪で折れた14MHz 5/8λバーチカルアンテナを復活させました
2022.12.26
昨日は天気が良かったので、早速午後からアンテナの復旧に取りかかりました。
よくよく確認すると、折れたのはエレメント本体ではなく、ジョイントに使用していた20cm程度のパイプ部分だったので、このジョイントパイプの交換だけで終わりました。おかげで作業は一時間くらいですみました。

このジョイント箇所、垂直なのをいいことにめんどくさいのでネジ等での固定をしていません。(手抜きとも言います)恐らく、ステーロープに着雪した雪の重みで折れたのだと思われます。
以前、北海道のいわゆるパウダースノーを触った経験がありますが全然違いますね。西日本の雪はベトベトして重たいのです。

・この後、雪かきをして、単管パイプで組んだアースマットを雪で埋めてみました。効果があるのか如何かよくわかりません…。こんなアホな事をして遊べるのもアマチュア無線の醍醐味(?)ですね。
【祝】大雪で折れた14MHz 5/8λバーチカルアンテナを復活させました
2022.12.26 09:45 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (4)
大雪の被害…バーチカルアンテナが折れてしまいました
2022.12.25
今回の大雪で、我が家の14MHz 5/8λバーチカルアンテナが真ん中から折れてしまいました。
エレメントにはクリエイトデザインの214Cのエレメントを流用していますので、決して柔ではなく、垂直に立っていますのでまさか折れるとは思いませんでした…雪の力は恐ろしいですね。
幸い、エレメントは沢山余っていますので(4エレ八木なので)、天気のいい今日にでも復活させようと思っています。(たぶん)

大雪の被害…バーチカルアンテナが折れてしまいました
2022.12.25 12:25 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (0)
大雪で14MHz 5/8λバーチカルアンテナのアースマット(?)が埋もれてしまいました
2022.12.18
久しぶりの大雪ですね。雪が積もって、単管パイプで組んだ14MHz 5/8λバーチカルアンテナのアースマット(?)が埋もれてしまいました。(15cm~20cmくらい積もっています)

この状態、電気的に(高周波アース的に)有利に働いてくれるのか如何か知りませんが、何せスノーノイズが酷いです。(BANDによっては59+振っています)
北国の局がスノーノイズに悩まされるとよく聞きますが、初めて経験しましたよ。幸い、我がFT-2000Dのノイズブランカー(可変式)はスノーノイズには良く効いてくれていますので全くDXが出来ないという状態ではないです。

大雪
2022.12.18 15:13 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (0)
全長20mの逆Lアンテナ(Aki Specialアンテナ)を14MHzの5/8λバーチカルアンテナに改造しました
2022.12.12
昨日は朝から張り切って、全長20mの逆Lアンテナ(垂直部10m、水平部10m)を14MHzの5/8λバーチカルアンテナに改造していました。
理由は、3.5MHzというBANDはエレメントの長さが20mでしっかり1/4λあっても、CW DXCCのエンティティーを容易に稼げる周波数ではなく、男の浪漫(?)を追及する別な遊び場だと学習したので切り捨てることにしたのです。
また、今年は14MHzの夕方のロングパスでアフリカと交信出来ましたので、垂直アンテナで打ち上げ角が最も低く、且つ利得がある5/8λをもう一度試してみようという気になったのです。
前回は14MHzにおける5/8λの長さである12.6mを途中で(垂直部10mくらい)折り返して逆Lにしており、逆Lアンテナだけど寸法は5/8λみたいなアンテナでしたが、今回はアルミパイプを継ぎ足して垂直部12.6mを確保しましたので、完全な5/8λのバーチカルアンテナになりました。

早速、14MHzで送信すると、ATU(MFJ-993B)のリレーはカチカチと少し仕事をしただけで、スコーンとSWRが1.0に落ちました。しかも14000.0KHzから14110.0KHzくらいまで広範囲にわたって1.0に落ちていますので、肌感覚ですがエレメントの長さは間違ってなく、5/8λで動作していると思われます。(5/8λだと給電点のインピーダンスは90~130Ωになると教科書(ワイヤーアンテナ:CQ出版社)に書いてあります)
試し撃ちしてRBNを見ると、14MHzよりも10MHzの飛びが良くなったような気がするのですが、CONDXにもよりますのでまだわかりません。いずれにせよ、他のアンテナに浮気せずにしばらくはこのアンテナを使ってみようと思っています。

・頑張って垂直部12.6mを確保しました。
全長20mの逆Lアンテナ(Aki Specialアンテナ)を14MHzの5/8λバーチカルアンテナに改造しました

・給電部…相変わらず梯子フィーダーで直接給電しています。JJ1VKL局が考案したMDRFのエレメントの片側が地面になったという感覚です。これでもロングパスでアフリカとQSO出来るのですから続けてみようと思っています。
全長20mの逆Lアンテナ(Aki Specialアンテナ)を14MHzの5/8λバーチカルアンテナに改造しました
2022.12.12 20:43 | URL | Equipment | Track Back (0) | Comments (0)

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